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2023 年度 研究成果報告書

最適輸送理論に基づく補助変数を用いた統計的推測

研究課題

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研究課題/領域番号 20K19757
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分60030:統計科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

伊森 晋平  広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 准教授 (80747345)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード補助変数 / 最適輸送理論 / フレシェ距離 / Greedy algorithm / 共変量シフト / ガンマダイバージェンス
研究成果の概要

最適輸送理論(Wasserstein距離)に基づいた補助変数の活用に関する研究を行った.特に,完全データにおける混合分布に対するWasserstein距離を上から評価する式を導出した.また,フレシェ距離に基づくデータ(分布)の分類問題を考え,補助変数を追加した際のフレシェ距離の性質やフレシェ距離の推定量の収束レートを求めた.さらに,共変量シフト下での貪欲法やガンマダイバージェンスに基づく貪欲法の収束レートを導出した.

自由記述の分野

数理統計学

研究成果の学術的意義や社会的意義

有用な補助変数を活用することで主要変数の推定精度の向上が見込まれるため,その理論的な性質の解明は重要である.本研究で導出したWasserstein距離の評価式やフレシェ距離の推定量の収束レートは,これまでの補助変数の活用では考えられていなかったため,今後の補助変数の活用,選択手法の開発の基盤になりうると期待される.また,貪欲法に関する研究内容は高次元データにおける効率的な解析に役立つと考えられる.

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公開日: 2025-01-30  

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