本研究開発では,大規模災害時等の通信インフラが利用不可能な状況において,無人航空機(UAV: Unmanned Aerial Vehicle)ネットワーク及びモバイルエッジコンピューティング(MEC: Mobile Edge Computing)技術の融合により,高度な災害対応アプリケーションの利用環境を提供可能な自律分散通信プラットフォームを構築するための基盤技術創出を目的とした.この実現のために,処理負荷の分散によるシステムの低遅延化手法とUAVの位置と資源割当を最適化する干渉回避手法を提案した.また,コンピュータシミュレーションによる動作検証を行い,提案手法の有効性を確認した.
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