本研究では,自動車上に搭載し,測距センサにより自動車が走行しながら道路の積雪量を測定する手法を開発した.本研究で開発した手法と連係して機能する近赤外線レーザセンサや力学センサによる定性/定量的な道路気象センシング技術についても開発を行い,いずれもフィールド実験を行い,実用性を検証した.提案手法の実証実験では,本手法のプロトタイプを開発し,岩手県内の公道において実車走行実験を行った.現在車上センサデータの解析を行っている.車上解析したデータを車路間通信または車車間通信で配送する手段についてフィールド実験を行ったが,さらなる信頼性と大容量通信が求められることが判明した.
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