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2022 年度 研究成果報告書

接地面判別による単純形状物体の姿勢推定

研究課題

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研究課題/領域番号 20K19830
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分61010:知覚情報処理関連
研究機関名城大学

研究代表者

田崎 豪  名城大学, 理工学部, 准教授 (40824660)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード姿勢推定 / インスタンスセグメンテーション
研究成果の概要

小売店の省力化が期待されており、コンビニ商品整理作業ロボットの性能を競う世界大会まで行われている。しかしコンビニ商品のような単純形状物体は、形状特徴が少なく、整理に必要な商品姿勢の推定が困難であった。本研究は、AIの判別能力の高さに着目し、単純形状物体のどの面が棚に接地しているかを判別する。接地面を先に判別することで、三次元の姿勢推定問題を、棚上の一次元の姿勢推定問題として簡単化し、高精度に解く新手法を開発した。AIの学習に使用した商品について、学習時と異なる姿勢を推定させたところ、誤差5度以内で姿勢推定できた割合は99.9%となり、従来法より71.1ポイント向上することが確認できた。

自由記述の分野

ロボットビジョン

研究成果の学術的意義や社会的意義

物体の姿勢推定を高精度化できたことで、ロボットによる商品整理作業の実現可能性を示し、労働力不足という社会問題を解決に近づけることができた。さらに、三次元的な物体姿勢を、物体の接地面と接地面上の一次元の回転で表現することで、姿勢推定精度が向上するという知見は、他の物体姿勢推定手法にも応用できる。したがって、本研究成果で得られた知見は、物体姿勢推定という学術分野の発展に貢献できると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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