研究課題/領域番号 |
20K19842
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
青山 裕美 (中村裕美) 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 特任准教授 (20774251)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 味覚電気刺激 / 経皮電気刺激 / 神経刺激 / 感覚ディスプレイ / 味覚制御 / 食体験 / インタフェース |
研究成果の概要 |
本研究は、口腔内の任意の位置に任意のタイミングで味覚制御を行う「口腔内味覚総合制御手法」を構築することを目的とし、任意箇所での味覚制御手法の確立、味覚制御の時空間分解能の調査、インタフェース構築を実施したものである。 任意箇所での味覚制御手法の確立としては、口腔外からの電気刺激手法による舌上平面での任意位置での味覚提示や乾燥した食品表面への食用金箔貼り付けによる舌上複数点同時刺激手法を構築し、時空間分解能の調査ではそれぞれの分解能の確認とともに限定的ではあるが移動感覚を提示できることを明らかにした。また、制御インタフェースとしてスマートフォンからの操作を可能とするデバイス構築を行った。
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自由記述の分野 |
ヒューマンコンピュータインタラクション
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義として、食メディア・食のデジタルテクノロジーのさらなる発展に寄与する点があげられる。本研究は、舌上の任意の点で味を感じさせたり、味を『動かす』ことを可能にするなど、これまで非現実的と考えられていた味覚表現を可能としている。 人は有史以降食環境の改善に努め続け、新しい味や新しい食を作り出すための技術や技法の研鑽を行い続けてきたが、デジタル技術が可能とする味覚制御として、食の歴史に新たなページを加えるものとなる。また、このような基礎的な研究へも継続的な支援を得られたことで、本研究の発端となった研究報告に対しイグノーベル賞という賞をいただく機会を得られている。
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