本研究の目的は、「ユーザのスキルを上達させることが可能な推薦システム」を実現することである。
その実現に向けて令和4年度では、前年度からの継続課題を発展させた、当該推薦システムにも適用可能な信頼性の高いオフライン評価法に関する課題に取り組んだ。具体的には、系列型推薦システムの正確性をよりロバストに評価可能な方法論の考案、評価インタフェースの開発、クラウドソーシングを用いた大規模評価データの収集を実施することで、提案手法の有効性を検証した。さらに、関連トピックの今後の発展のために、収集データから構築した評価用データセットを研究目的で公開した。
当該課題に関する研究成果をまとめた論文は、情報・知識マネジメントに関する難関国際会議であるCIKM 2022に採択された。さらに、本研究のこれまでの成果を国内ワークショップの招待講演で発表した。
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