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2023 年度 研究成果報告書

熱帯域の植生面温度に関する新知見獲得と植生呼吸・光合成量の推定精度向上への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 20K19952
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分63010:環境動態解析関連
研究機関千葉大学

研究代表者

山本 雄平  千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 助教 (30845102)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード静止気象衛星 / 地表面温度 / 植生 / 猛暑 / 光合成量
研究成果の概要

気象衛星ひまわり8号・9号データを用いた地表面温度推定アルゴリズムの選定と検証を行い、植生面温度解析において信頼性の高いプロダクトを構築した。構築された植生面温度プロダクトは時間分解能が高い。この特長を生かして、植生面温度の日最高温度や日較差の情報を抽出し、湿潤気候下でも植生の乾燥化を検出できる手法を新たに考案した。また、光合成量を推定するモデルに植生面温度を組み込むことで、植生が日中に受ける温度ストレスの影響を精緻に表現できることを明らかにした。

自由記述の分野

熱赤外リモートセンシング

研究成果の学術的意義や社会的意義

地表面温度推定アルゴリズムの選定と検証:高頻度かつ高精度な地表面温度プロダクトを構築できたことで、特にこれまで雲被覆によって観測が妨げられてきた湿潤地域(熱帯気候や温帯気候など)での応用が期待される。
湿潤気候下での乾燥化検出手法の考案:本成果は、森林や農地の健康状態のモニタリングに革新的なものであり、熱波や干ばつにおける早期警戒システムの構築に貢献できる。
光合成量推定モデルへの植生面温度の組み込み:本成果は、植物生理学や生態学の研究において重要な意義を持つ。また、気候変動に伴う猛暑の頻発化や激甚化は湿潤地域でも懸念されており、これからの炭素収支モニタリングに重要な知見となる。

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公開日: 2025-01-30  

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