水素エネルギーの売却が可能であるという設定のもと,漁村内に新たに水素および再生可能エネルギーを中心としたエネルギーシステムを導入した際に,漁村内のエネルギーに係る費用を低減させることができるかを数値試算した。費用を大きく削減できるような設備構成・方策を発見するに至らなかったが,社会的な水素のニーズが高まればこの問題は解決されれば,漁村は水素売却による利益を得られる可能性が示唆された。また,同システムのミニチュアモデルを設計し,制御アルゴリズムについてシミュレーション上で動作していることを確認できた。
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