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2023 年度 研究成果報告書

ごみ減量のための市民の自発的な2R行動促進施策の全国調査と実証分析による水平展開

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20033
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
研究機関群馬県衛生環境研究所

研究代表者

齊藤 由倫  群馬県衛生環境研究所, 研究企画係, 独立研究員 (30450373)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード生活系ごみ / 自治体 / 普及啓発施策 / 廃棄物減量等推進員 / アンケート調査 / 計量分析
研究成果の概要

本研究では、生活系ごみの減量化を目的に自治体が行う普及啓発施策を、Web調査と計量テキスト分析により類型化した。また各類型の自治体実施状況をアンケート調査から把握し、世帯情報やごみ処理有料化等の施策状況を加味した計量分析によって、ごみ排出との関連を評価した。その結果、住民向け座学セミナー等のコミュニケーション型、廃棄物減量等推進員のモデリング型、携帯電話アプリ等のプロンプト型について減量効果が示唆された。ただし、パネル分析ができた廃棄物減量等推進員の検証結果は、前述の結果と整合しなかった。10年を隔てた二時点間のみのパネルデータであり、結果の頑健性は不確かなため検証を今後進める予定である。

自由記述の分野

環境社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ほぼ全ての自治体では、家庭から出るごみの減量化を目的に普及啓発施策が行われているが、これまでどのような施策タイプがどの自治体で行われいるかは不明であった。本研究はWeb調査とアンケート調査によって、自治体の施策類型別の実施状況を明らかにし、世帯情報やごみ処理有料化等の自治体固有の社会要因を加味した分析から、ごみ減量効果を持つと示唆される施策類型を提示した。効果検証にはまだ課題が残るが、EBPM、すなわち科学的根拠に戻づく普及啓発施策の推進に貢献できる知見を提供できたものと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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