研究課題/領域番号 |
20K20043
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
|
研究機関 | 九州産業大学 (2023) 関東学園大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
金 承華 九州産業大学, 地域共創学部, 准教授 (90828013)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 退耕還林政策 / 貧困脱出 / 気候変動 / 農民所得 |
研究成果の概要 |
1990年代末から実施された中国における退耕還林政策について、政策の実施背景、政策の展開、目標、課題について明らかにした。また、土地利用モデルをベースにして退耕還林政策の理論モデルを構築し分析した。理論モデルの分析結果を参考に、二段階最小二乗法手法を用いて第1期の退耕還林政策と第2期の退耕還林政策の相違点を明らかにした。さらに、退耕還林政策が貧困脱出と気候変動に及ぼす影響についても分析した。
|
自由記述の分野 |
地域研究
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、退耕還林政策の定性と定量分析は、生態保護や持続可能な開発に関する学術的な知見を深化させるだけでなく、政策立案や実施のための具体的な指針や戦略を提供する上で重要な役割を果たす。 また、退耕還林政策に関する研究成果の社会的意義としては、生態環境保全、経済発展、気候変動対策に加え、政策対象地域に暮らす住民の生活の質の向上、貧困からの脱出など、多岐にわたる社会的利益をもたらす政策の具体的アプローチを示唆することが可能となるなどその意義は大きい。
|