研究実績の概要 |
今年度は、コロナ感染拡大の状況に伴い、予定されていたフィールドワーク実施計画を実施できなかった。そのため、年間の調査計画を大幅に変更した。昨年同様、これまでの調査で取得していたデータの翻訳作業、オンラインを通じたインタビュー調査、文献調査の3点に重点を置き、研究をすすめた。今年度は新たに、インターネットを介した聞き取り調査を定期的に実施した。また、昨年度に引き続き、アーカイブ化に向けたプラットフォームの一元化を図った。 今年度は、主に、創設神話の翻訳を通して、古典パラオ語のリスト化、翻訳を行なった。また、近年の英語話者の増加に伴い、識字法がどのように変化しているのかについて、聞き取り調査を行った。上記の研究成果に関連して、論文を発表した。 Akari KONYA 2022 Four Stones: TheCOncept of Space and Time in Palauan Mythology. Language and Linguistics in Oceania, 14: 22-42.上記の研究成果に関連して、下記の書籍にコラムを執筆した。石森大知, 黒崎岳大 2023 『ようこそオセアニア世界へ』昭和堂. (コラム:「口頭伝承:言葉を食べる?」).
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