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2020 年度 実施状況報告書

インドネシア都市部におけるカフェ・ブームはコーヒー栽培地域に何をもたらすか?

研究課題

研究課題/領域番号 20K20062
研究機関愛媛大学

研究代表者

島上 宗子  愛媛大学, 国際連携推進機構, 准教授 (90447988)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワードインドネシア / トラジャ / コーヒー / 農村変化 / 中間層 / 農民組織
研究実績の概要

当初計画では、初年度となる2020年度は、インドネシアでの調査許可申請と取得を行う予定であったが、新型コロナ感染拡大をうけ、インドネシア渡航の目途がたたず、現地調査を見送り、予算も次年度への繰り越しを申請した。国内で可能な活動に限定される形となったが、以下を中心に研究をすすめた。
1) インドネシアのコーヒーに関する先行研究の検討と情報収集:インドネシアのコーヒーに関わる先行研究[Bray and Neilson 2017; Mawardi 2005; Neilson 2005, 2007, 2008, 2013, 2014; Neilson and Pritchard 2007, 2010, Neilson and Shonk 2014; Wahyudi and Jati 2012]を検討し、本研究の視点を整理した。また、コーヒーに関わる統計をウェブサイト等から確認するとともに、コーヒー事業を展開する民間企業に新型コロナ下の事業展開状況をZoomなどを通してインタビューした。
2) 東南アジア・コーヒー研究会の組織:ラオスのフェアトレード・コーヒー、タイの少数民族によるコーヒー栽培を調査している研究者らとZoomを通じた東南アジア・コーヒー研究会を、計4回の研究会を実施した。
3) トラジャ研究会への参画:本研究で主たる調査地とするトラジャの社会文化面からさらに検討するため、トラジャを調査地とする人類学者などからなるZoom研究会に参画した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナ拡大を受け、一年目に予定していたインドネシアでの調査許可の申請と渡航の目途が立たなくなり、今年度の研究活動は、国内で先行研究の検討や情報収集、オンラインを通じた研究会やインタビューにとどまった。本研究ではインドネシアでの現地調査を研究の柱としているため、当初計画よりも進捗は遅れているといわざるをえない。

今後の研究の推進方策

インドネシア渡航が可能となり、調査許可申請が可能となる時期を見定めつつ、オンライン等を活用してできることを進めていきたい。令和3年度までの2年間の研究であるが、予算を繰り越す形での研究期間の延長をお願いしたい。。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ拡大をうけ、予定していたインドネシア渡航およびインドネシアでの調査許可申請ができなくなった。国内で計画していた研究会やインタビューもすべてオンライン研究会の形で実施したため、旅費を使用しない形となった。また、購入を予定していたノートパソコンは、他の予算から購入が可能となったため、とりやめて次年度へと繰り越した。
令和3年度も、インドネシア渡航と調査許可申請が可能となる時期を見定めながら、オンライン等で実施可能な研究活動をさらに充実させて進めていく予定だが、本研究は現地調査が研究の柱となっているため、研究期間の延長をお願いしたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] レンバン復興:トラジャの「村」とは?2021

    • 著者名/発表者名
      島上宗子
    • 学会等名
      トラジャZoom研究会
  • [学会発表] インドネシアのカフェ・ブームとコーヒー栽培地域2020

    • 著者名/発表者名
      島上宗子
    • 学会等名
      東南アジア・コーヒー研究会

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公開日: 2021-12-27  

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