研究課題/領域番号 |
20K20062
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
島上 宗子 愛媛大学, 国際連携推進機構, 教授 (90447988)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | インドネシア / トラジャ / コーヒー / 農村変化 / 中間層 / 農民組織 |
研究実績の概要 |
新型コロナの影響でインドネシア現地調査の目途が立たなかったため、繰越を申請し、現地のカウンターパートに現地調査の業務委託をした。本調査の協力者として予定していたハサヌディン大学農学部の研究者らにチームを組織してもらい、オンライン会議を積み重ねながら、調査項目を検討していった。主に以下について、調査を委託した。1)マカッサル市内のカフェ/コーヒー屋台/焙煎業者のインタピュー(25件)、2)北トラジャ県とタナ・トラジャ県の仲買人/農民組合インタビュー(10件)、3)北トラジャ県とタナ・トラジャ県のコーヒー農家インタビュー(15件)、4)北トラジャ県とタナ・トラジャ県周辺のカフェ/焙煎業者インタビュー(20件)。 9月には、インドネシアに渡航し、調査チームと協議するとともに、タナ・トラジャ県と北トラジャ県を踏査した。 上記の委託調査は2022年度末に報告書(インドネシア語)として受け取った。科研費の再繰越を申請し、2023年度に上記の報告書にもとづく分析と、自身による補足調査のための調査許可の取得と短期間の現地調査を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナの影響で、インドネシアへの渡航と現地調査の目途が立たなかったため、現地の研究協力者に業務委託する形で調査を進めた。オンラインでの協議を重なることで、遠隔ながら、データや情報を集めることができた。委託することにより、遅れていた調査を前にすすめることができた。また、9月には短期渡航し、直接現地研究協力者と話し合うとともに、現地を踏査した。
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今後の研究の推進方策 |
調査を委託することにより、データと情報はある程度集めることができた。再繰越が認められたため、最終年度は、集められたデータに基づく分析、私自身による補足調査のための調査許可取得と短期調査を行いたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナのため、インドネシア渡航の目途が立たず、現地協力者に業務委託をする形で調査を進めた。残高は、繰り越し、自身で補足調査を実施するために使用したい。
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