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2021 年度 実施状況報告書

ブラジルにおける社会課題解決と地域経済発展に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K20071
研究機関龍谷大学

研究代表者

河合 沙織  龍谷大学, 国際学部, 准教授 (60734499)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードブラジル / 社会課題 / 保健医療 / 国際協力
研究実績の概要

本研究では,ブラジルの地域経済発展と社会課題について近接・関連分野の海外研究者と共同研究を行うことで,特定地域が抱える社会課題をグローバルイシューと関連付けて整理し,解決策の模索に必要な議論を明らかにする。2021年度は,新型コロナウィルス感染拡大防止措置等により調査地ブラジルへの渡航ができない中で,(1)マクロレベルでの政治経済動向,(2)グローバル化に伴う国内経済地図の変化,に関する文献調査,データの整備等を行った。また,(3)社会課題解決に資するプロジェクトに着目した研究を中心に進めた。とりわけ,保険医療分野の社会課題に関して,共同研究者であるブラジリア大学のRodrigo Pires de Campos教授との共同研究を進め,グローバルヘルスや国際協力論の文脈において日本の政府開発援助がどのような役割を果たしてきたのか,その特徴と今後の展望について議論した。
研究成果はオンラインで実施されたCAPES-JSPSの国際セミナーで報告するとともに,論文として投稿し査読を経た上で海外出版社から出版予定である。また,同研究成果に事例研究を加える形でプロポーザルを提出し審査を経た内容について,米国ラテンアメリカ学会(LASA)の国際学会にて発表した。また,長期的な視座に立ってブラジル社会や経済地図の変化を捉えることを目的とした論考2本を一般向図書に寄稿し出版予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2021年度は研究対象地域であるブラジルへの渡航が実現できず,フィールド調査や関係者との日常的なコミュニケーションをもとに展開する部分の研究活動が実施できなかった。

今後の研究の推進方策

2022年度は,海外渡航の可能性も高まっている状況下で,当初の研究計画に近い研究活動を実施する予定である。具体的には,8月頃ブラジルに渡航して,研究
拠点を訪れ本国際共同研究を実施する上での研究体制の整備と人脈形成を進めたい。並行して,オンラインでの共同研究者との打ち合わせや研究内容の発表等も
実施する。

次年度使用額が生じた理由

海外渡航ができなかった。次年度,海外出張をすることで使用する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [国際共同研究] Universidade de Brasilia(ブラジル)

    • 国名
      ブラジル
    • 外国機関名
      Universidade de Brasilia
  • [学会発表] Japan's ODA and Global Health: Challenges and Prospects2022

    • 著者名/発表者名
      Saori KAWAI
    • 学会等名
      LASA/ASIA 2022 Rethinking Trans-Pacific Ties: Asia and Latin America
    • 国際学会
  • [学会発表] JICA and Global Health: Challenges and Prospects2021

    • 著者名/発表者名
      Rodrigo Pires de CAMPOS, Saori KAWAI
    • 学会等名
      Webinars CAPES-JSPS, "Partnership for a Change: Structuring Brazil-Japan Cooperation"
    • 国際学会

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公開日: 2022-12-28  

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