申請者が過去に開発したワイヤーチェンバーにパルス電圧を印加することでダイナミックにゲインをコントロールする手法について、アノード/ポテンシャルワイヤへそれぞれ逆位相のパルス電圧を印加することでカソード読み出し面での誘起されるノイズを低減する手法の開発を進めている。 2021年度に当該アイデアについて、1V程度の低電圧ではあるがファンクションジェネレータを用いた原理実証に成功したことを受け、民間業者と製作の打ち合わせを進めた。 しかしながら、当初開発の依頼を考えていた業者との交渉では、減額された後の予算に収まる見積もりを得る交渉に失敗し、その業者との打ち合わせの継続を断念した。 類似製品の製造を行う業者の探索し、1社見つけたため交渉を検討したが、申請者の職位の継続が困難であるため見積り依頼を断念した。
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