学術的には、ビブリオメトリクスを用いたトレンド抽出においてトポロジーの概念を導入する。また社会的意義として、研究分野のビブリオメトリクスによる動向調査では、被引用数や共引用などを用いた調査が主であるが、h-indexを提唱したHirsch, J. E.が既に自身で問題提起しているように、被引用数を用いた評価は研究規模のバイアスがかかる。また、データ型に大きく依存するため、複数のデータを一つの手法で解析するにはコスト高になる。本研究によってこの問題を解消し、研究規模や媒体にとらわれず研究動向を分析可能とする。これにより、他者からの評価にとらわれない動向把握が、低コストで誰にでも可能となる。
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