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2022 年度 研究成果報告書

細胞移植に適した3次元培養基材、ラミニンペプチド-多糖ゲルの創製

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20204
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分90120:生体材料学関連
研究機関東京薬科大学

研究代表者

山田 雄二  東京薬科大学, 薬学部, 講師 (00838401)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードペプチド / 細胞接着 / インテグリン / ヘパラン硫酸プロテオグリカン / 高分子多糖 / アガロース / iPS細胞
研究成果の概要

3次元培養基材として細胞接着ペプチド-アガロースゲルの開発を行った。断片化したペプチド-アガロースゲルを用いた独自の3次元培養方法を用い、細胞増殖を促進することに成功した。iPS細胞の接着・培養が可能な細胞接着ペプチドとしてインテグリンαvβ5に高い結合性を示すRGDVF配列を同定し、その構造活性相関研究からより活性の高いRGDTFI配列を同定した。細胞透過ペプチドとして広く知られているオクタアルギニン(R8)が細胞接着ペプチドとして有用であることを見出し、さらにR8の半分をチロシンに置換したペプチド(YR8)はより細胞増殖に適していることを明らかにした。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アガロースを用いた3次元培養研究では、細胞接着ペプチドを結合することでアガロースゲルが細胞の足場材料として有用性を示すこと、断片化したゲルの中で細胞の3次元培養が可能であることを示した。RGDTFIやYR8などの新たな活性ペプチドを同定したことによって、3次元培養基材やバイオマテリアル開発に応用可能な細胞接着ペプチドの選択肢が広がった。特にRGDTFIペプチドはiPS細胞の培養に用いることができ、再生医療研究への応用も期待される。また、RGDTFIやYR8などの機能解析はペプチドと細胞接着受容体の相互作用の理解にも役立つものである。

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公開日: 2024-01-30  

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