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2022 年度 研究成果報告書

超音波による血管内ロボット推進システム

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20217
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分90130:医用システム関連
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

孔 徳卿  室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 助教 (50868974)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード超音波 / 非線形音響 / 液中推進システム / 血管内ロボット
研究成果の概要

推進力発生のメカニズムを理論から定量的に明らかにするとともに,推進力源となる振動子の振動姿態や周波数に対する応答など,基本的な特性について検討した。音響放射圧を中心として音響駆動力を計算し,音響流と粘性の影響も考慮し,推力特性を議論した。高周波数による弾性表面波素子とバクル波振動子を検討し,推進システムの小型化と多自由度制御を検討した。人体に優しい圧電材料を考慮し,非鉛性圧電振動子も議論した。パイプ内走行実験で血管内ロボット向けのテストを行った。将来的に,新型超音波推進力による血管内自走式ロボットを利用し,高精度で安全性が高い,身体に優しい血管外科手術法の創成が期待される。

自由記述の分野

超音波,非線形音響,超音波モータ,弾性表面波デバイス,水中ロボット,血管内自走式ロボット

研究成果の学術的意義や社会的意義

血管内には血流があり,従来の液中推進システムでは高推力と小型化の両立は困難である。我々が超音波推進システムによる血管内自走式ロボットを考案した。 超音波推進システムは,単純な構造,高推力と小型化という利点がある。低侵襲心臓血管外科手術を革新するため,超音波推進システムによる血管内自走式ロボットを用い,高精度で安全性が高い,身体に優しい次世代心臓血管外科手術法が期待される。ターゲット療法さらに遠隔医療に向け,血管内ロボットの創成が期待される。超音波による血管内ロボット推進システム技術の実現は医療と生物科学の分野に大きな貢献が期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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