• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

色付き点群処理による食事摂取量の推定

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K20267
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分90150:医療福祉工学関連
研究機関愛知県立大学

研究代表者

鈴木 拓央  愛知県立大学, 情報科学部, 准教授 (80709303)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード点群処理 / 形状近似 / 欠損補完 / 体積推定 / 食事管理 / 生活支援
研究成果の概要

本研究ではRGB-Dカメラで食事の摂取量を正確に推定するための点群処理手法を提案した。球状物体などの凸物体の場合、外縁部において点群が欠損し、体積が小さく推定されてしまう問題があったため、欠損を補完する手法を提案した。
提案手法では取得点群に対して面対称となる点群を生成し、取得点群と合成する。そして、合成した点群を陰関数で近似する。外縁部に欠損がある場合は穴の開いた球となるため、穴の有無に基づいて欠損の有無を判断することができる。また、欠損が小さい場合は陰関数で近似する際に穴を閉じることができ、これは小さな欠損を点群で補完できることを意味する。

自由記述の分野

知能ロボティクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では面対称な点群を用いることで外挿でなく内挿で点群を補完できることを示した。これは安定して高精度に欠損部を補完できることを意味し、食物体積推定、更にはカロリーや栄養素の摂取量推定の高精度化に貢献したと言える。
提案手法では物体の外縁部に点群を発生させたが、その延長線上で物体の裏側に点群を発生させることができるかもしれない。RGB-Dカメラから見える側の形状に基づいて見えない側の形状を推定する技術の一助になればと考えている。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi