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2022 年度 研究成果報告書

医学部生卒後研修制度がもたらした医療体制の変化と今後の課題:その検証と理論の拡張

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20279
補助金の研究課題番号 17H06190 (2017-2019)
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分基金 (2020)
補助金 (2017-2019)
研究分野 経済学、経営学およびその関連分野
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

渡邊 直樹  慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 准教授 (20378954)

研究分担者 熊野 太郎  横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 准教授 (00700494)
後藤 励  慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 教授 (10411836)
小川 一仁  関西大学, 社会学部, 教授 (50405487)
栗野 盛光  慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (90732313)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2023-03-31
キーワード医師初期臨床研修マッチング / 制度設計理論 / 調査研究 / 経済実験 / 医療経済
研究成果の概要

本研究では、初期臨床研修マッチング導入後の各地域における医師の分布の変化について定量的に捕捉し、理論と実験の両面におけるマッチングの仕組みを再考した。2004年の制度導入後、医師の都市部の病院への応募過多に対応するため、研修先病院の定員に地域制限が設けられたが、それは医師側の研修先病院に対する希望順位の表明において耐戦略性や安定性を損なうものであったため、それらの改善方法を検討した。学生を被験者とする実験では、医師側の研修先病院に対する希望が耐戦略性とどの程度整合的な形で表明されるかを観察し、彼らの認知・推論能力の観点から、既存研究で示された結果の外的妥当性を検証した。

自由記述の分野

game theory

研究成果の学術的意義や社会的意義

初期臨床研修マッチング導入後の各地域における医師の分布の変化について考察を試みた論文はいくつかあるが、複数の診療科に及ぶ医師のキャリア選択を定量的に捕捉しようとする研究を見つけることは困難である。結婚や労働市場、金融市場におけるマッチングの実証研究は海外でもようやく論文として刊行されるようになってきたが、日本の医療制度に関するものは、現在でも見当たらない。本研究では、その定量的評価を試み、マッチング理論における新たな課題の提示とその解決法の模索、実験室での被験者実験によるマッチングの仕組みの性能評価を行った。考案された仕組みの一つは大学における入学後の学科割当にも実装された。

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公開日: 2024-01-30  

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