研究課題/領域番号 |
20K20319
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補助金の研究課題番号 |
18H05298 (2018-2019)
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 (2020) 補助金 (2018-2019) |
審査区分 |
超高齢社会研究
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
岡田 修一 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 名誉教授 (70152303)
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研究分担者 |
谷口 隆晴 神戸大学, システム情報学研究科, 准教授 (10396822)
増本 康平 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (20402985)
原田 和弘 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (50707875)
近藤 徳彦 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (70215458)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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キーワード | ウェアラブルセンサ / 社会的ネットワーク定量化 / 地域介入 / 健康増進 |
研究成果の概要 |
ウェアラブルセンサを使用した社会的ネットワークの定量的な測定方法を開発し、社会的ネットワークの形成・促進を目的とした地域介入の客観的な効果及びデータの信頼性、ならびに社会的ネットワークと質問紙調査で評価された健康・社会関係指標との関連性について検討を行った。その結果、ウェアラブルセンサで取得した発話合計時間と自己記入による発話時間との相関は、ウォーキング教室参加者において有意な相関関係が認められた。また、発話合計時間が30分以上と30分未満の両群間の質問紙調査・各指標を比較したところ、TIPI-Jの外向性については、30分以上発話している群の得点が発話30分未満に比べて有意に高かった。
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自由記述の分野 |
応用健康科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域住民の交流を促進するプログラムの共通問題は、有効性を客観的に検証することの難しさがある。人間の相互作用を評価するために使用される方法には、インタビューやアンケート、ビデオ撮影等の方法があるが、面接やアンケートは高齢者の参加者が回想に基づいて提供する回答の正確さに依存するため、思い出しやすさや社会的望ましさの影響を受け得る。また、ビデオ撮影による方法は各人がやり取りした時間と相手を数えることに依存する必要があり、データを集約するには膨大な時間と労力が必要となる。 本研究成果は、ウェアラブルセンサの利用による日常生活での社会的ネットワークの定量的測定の可能性について示唆したと考えられる。
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