研究実績の概要 |
ティーチングアーティスト養成講座を、大阪音楽大学(11/23,24,12/1)、東京音楽大学(11/16,12/7)、聖徳大学(12/5,12)、武蔵野音楽大学(2/9,16,23)、洗足学園音楽大学(2/13,21,3/6)、桐朋学園大学(3/1,7,13)の6大学で実施した。 3月5日から12日にわたって、アメリカ・ニューヨークのジュリアード音楽院のトマス・カバニス氏を招聘し、ワークショップ形式で、ティーチングアーティストの実践実習やアメリカでの活動状況について、講義してもらった。開催大学は上記の講座大学の他、国立音楽大学、昭和音楽大学、神戸女学院大学が参加した。 研究代表者と分担者は、アメリカの3つの音楽院(カーチス、ジュリアード、イーストマン)を10月と2月に訪問し、ティーチングアーティスト養成の授業などを見学し、研究者との交流を行った。また上記のカバニスと、日本でのワークショップの開催実施について相談した。 当該研究では11の音楽大学(学部)が連携しているが、すべての大学(学部)が何らかの形で連携することができた。講座の内容としては、職業としてのティーチングアーティストの理解、知識や技能の向上、演奏会を企画して演奏するといった内容であったが、講師には当該研究の代表者、分担者、協力者の他、各分野の専門家を招聘した。また参加者は各大学在学生のほか、大学院生や卒業生も多数参加した。平均して15名程度の参加で、延べ参加者数は、養成講座で約100名、ワークショップで約150名の参加者を得た。 3/11日には、カバニス氏と研究に参加している大学教員、さらにホール関係者が参加して、意見交換会を桐朋学園大学で実施した。カバニス氏からジュリアードの学生などの動向について報告をしてもらい有益な情報を得られた。
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