研究課題/領域番号 |
18H05303
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国立音楽大学 |
研究代表者 |
久保田 慶一 国立音楽大学, 音楽学部, 特別研究員 (70170032)
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研究分担者 |
大島 路子 (大島路子) 桐朋学園大学, 音楽学部, 非常勤講師 (70764116)
大類 朋美 洗足学園音楽大学, 音楽学部, 講師 (80587999)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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キーワード | ティーチングアーティスト / 音楽家の社会貢献 / 双方方向演奏会 |
研究実績の概要 |
研究期間2年目にあたる2019年度においては、研究協力大学において、ティーチングアーティスト養成講座のカリキュラム化の第1段階として、ふたつの大学において、各半期ごとに、大学の授業の一環として実施することができた。実施大学は神戸女学院大学と名古屋芸術大学であった。またその他の研究大学において、ティーチング養成のセミナーを実施した。2019年3月にはアメリカ・ボストンのニューイングランド音楽院のワレス氏を招へいしてセミナーを実施する予定であったが、コラナ・感染拡大のためにセミナーの実施を延期した。 2020年度は本来の研究期間の最終年度にあたるため、当初予定していた国際シンポジウムをオンラインで5月に実施した。基調講演者としてアメリカのジュリアード音楽院のブース氏に参加してもらった。オンラインで実施したことで、アメリカのみならず、ドイツ、オーストラリア、アルゼンチンなど多くの参加者を得ることができた。また9月から10月にかけては、前年度実施できなかったワレス氏のセミナーを2回に渡って、オンラインで実施した。 2021年度は国内外でのコロナ・パンデミックによってセミナー等は実施できなかった。そのため研究代表者と研究分担者は、アメリカの関連学術書を翻訳・出版したり、論文を関連雑誌に投稿するなどした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初は3年の研究終了後に大学での養成の授業を実施する予定であったが、2019年度において、すでに同様の取り組みをはじめていた神戸女学院大学と名古屋芸術大学で実施することができた。またオンラインによって、ワレス氏のセミナーや、国際シンポジウムを実施することができたので、当初の予定はおおむね実現することができた。しかし国内での学生を対象にしたセミナーは、研究協力大学でコロナ感染拡大防止のために、十分に実施することができなかった。そのために「おおむね順調に進展している」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
延長年度にあたる2022年度においては、研究代表者と研究分担者が所属する、国立音楽大学と桐朋学園大学において、10月から11月にかけて、学生を対象にして「ティーチング・アーティスト養成講座」を実施する予定である。これまでの研究成果を活用しつつ、大学の授業カリキュラム化をめざした内容にする予定である。
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