研究課題
1.評価の実践:2020年度にコロナ禍のため実施できなかった、滋賀県立琵琶湖博物館におけるA・B展示室リニューアル後の展示評価調査を2021年11月に実施し、来館者から844サンプルのデータを得た。2019年度10月にリニューアル前の展示評価調査を実施しているため、現在、両者の調査結果を比較検討した評価報告を準備している。なお、リニューアル前の展示評価調査の考察は里口・佐々木(2022)として、2月に公開した。併せて、伊丹市昆虫館(兵庫県)において、経済学に基づいたミュージアムの社会的価値を明らかにする「外部便益測定調査」を2021年12月実施した。来館者から754サンプルのデータを、ネットアンケートから伊丹市および隣接地域の住民から3150サンプルのデータを収集した。2020年度に大阪市立自然史博物館においても、同じ手法で「外部便益測定調査」を実施しており、こちらは調査結果速報は林(2022)として、2月に公開した。現在、両ミュージアムにおける調査結果を比較検討した評価報告を準備している。2.評価事例の収集とデータベース化:HPなどのネット上で公開されている国内の国公立ミュージアムにおける評価報告書を、これまでに収集してきた。2022年3月時点で271館分に達し、各館複数年度にわたって評価報告書を収集した。これらに関しては、google driveを使ってネット上にアップさせている(現時点では非公開)。3,事業改善に向けたワークショップの考察:これまで開催してきた、事業改善につながる「ロジックモデル(セオリー評価)」を活用した評価設計のためのワークショップの意義などについて、佐々木(2022)、源(2022)、里口・佐々木(2022)で考察した。
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すべて 雑誌論文 (13件) (うちオープンアクセス 7件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件)
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