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2018 年度 実績報告書

全ての匂い分子の定量化を目指したヒト嗅覚受容体発現細胞アレイの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18H05359
配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

黒田 俊一  大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (60263406)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
キーワード嗅覚受容体
研究実績の概要

(1)全ヒト嗅覚受容体(約400種類)に対する発現ベクターを構築した。ヒト嗅覚受容体は7回膜貫通型Gタンパク質共役型受容体であるので、動物細胞発現においてエンドソーム膜に対する正しいトポロジーを保つ必要がある。本研究では、従来のウシロドプシン由来シグナル配列(約20アミノ酸残基)に加えて、最近明らかになった切断型シグナル配列Lucyタグ(約10アミノ酸残基)をN末端側に融合して、ほぼ全ての嗅覚受容体を正しいトポロジーで発現させるた。(2)セルアレイ用基板への該ベクターの印刷を行った。固相遺伝子導入法により、上記ベクターを遺伝子導入試薬と混合しセルアレイ用基板(直径500μmウェルで構成)にDNA印刷機で印刷した。(3)嗅覚受容体発現用細胞の作製した。嗅覚受容体の発現を促すシャペロン群(RTP1S, Ric8)、嗅覚受容体専用Gタンパク質(Galfa/olf)、嗅覚受容体が駆動するcAMP依存性Caチャネル(CNG)を安定発現するHEK293細胞を作製した。(4)ヒト嗅覚受容体発現細胞アレイを完成させた。(5)ヒト嗅覚受容体発現細胞アレイによる匂い分子解析を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

全く計画どおりに進行している。

今後の研究の推進方策

予定通りに進める。

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公開日: 2019-12-27   更新日: 2020-07-30  

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