研究課題/領域番号 |
20K20380
|
補助金の研究課題番号 |
18H05372 (2018-2019)
|
研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
|
配分区分 | 基金 (2020) 補助金 (2018-2019) |
審査区分 |
中区分45:個体レベルから集団レベルの生物学と人類学およびその関連分野
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松浦 健二 京都大学, 農学研究科, 教授 (40379821)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2024-03-31
|
キーワード | シロアリ / エピジェネティックインヘリタンス / ゲノムインプリンティング / 社会性昆虫 / カースト |
研究成果の概要 |
エピジェネティックインヘリタンスがシロアリにおいて子のカースト決定に影響することを世界で初めて実証し、それに関わる候補遺伝子を精子の網羅的メチル化解析とカースト分化の相関分析によって特定した。また、単為生殖卵の略奪を通じた社会寄生のメカニズムを明らかにし、繁殖様式の地理的多様性を解明した。これらの成果は、シロアリの社会構造や真社会性の起源に関する新たな知見を提供する。
|
自由記述の分野 |
昆虫生態学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世代を超えるエピジェネティックインヘリタンスによる子のカースト決定機構を明らかにしたことは、配偶子のエピジェネティック修飾が小世代の発生に影響することを明らかにしたものであり、社会性昆虫のみならず、広く生物学におけるパラダイムシフトをもたらす重要な発見である。
|