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2022 年度 研究成果報告書

アンビエントバックスキャッター通信を用いたバッテリレスセンシングシステムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20398
補助金の研究課題番号 18H05393 (2018-2019)
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分基金 (2020)
補助金 (2018-2019)
審査区分 中区分60:情報科学、情報工学およびその関連分野
研究機関京都橘大学 (2021-2022)
大阪大学 (2018-2020)

研究代表者

東野 輝夫  京都橘大学, 工学部, 教授 (80173144)

研究分担者 猿渡 俊介  大阪大学, 大学院情報科学研究科, 准教授 (50507811)
内山 彰  大阪大学, 大学院情報科学研究科, 准教授 (70555234)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2023-03-31
キーワードバックスキャッター通信 / IoTデバイス / センシング / 行動認識 / 超低消費電力 / WiFi / CSI
研究成果の概要

近年TVやWiFiなど環境に存在する電波にゆらぎを与え、消費電力が従来の1/10,000程度(数十μW)に低減可能なアンビエントバックスキャッター通信と呼ばれる無線通信技術が開発されつつある。本研究では、多数のバックスキャッタータグを並列的に配置して、バックスキャッタータグ毎に異なる周波数シフトを実現し、複数のバックスキャッタータグを用いて同時にセンシングを行えるような仕組みを開発し、小型の太陽光電池などで電池供給なしでセンシングが可能な仕組みを構築した。また、Wi-Fi電波の乱れなどのチャネル状態情報(CSI)を併用した行動認識技術の創出などを行った。

自由記述の分野

情報ネットワーク

研究成果の学術的意義や社会的意義

一般にIoTデバイスでは、センシング、プロセス、通信の3つの処理に電力を消費し、センシングは数十μWレベルで実装出来るものが多いが、WiFiやBLEなどの無線通信は十数ミリWから百ミリW程度の電力を要し、IoTデバイスのインターネット接続のキーとなる技術は超低消費電力の通信方式の普及にある。アンビエントバックスキャッター通信は、TVやWiFiなど環境に存在する無線波にゆらぎを与え、そのゆらぎ成分を取り出す方式で、消費電力を従来の1/10,000程度(数十μW)に低減可能である。本研究では、ゆらぎ成分の効率的な捕捉方式や、複数のセンサーから同時発信される信号波の分離手法などを考案した。

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公開日: 2024-01-30  

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