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2023 年度 研究成果報告書

核軍縮を見据えた次世代の核戦略をめぐる挑戦的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20416
補助金の研究課題番号 19H05484 (2019)
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分基金 (2020)
補助金 (2019)
審査区分 中区分6:政治学およびその関連分野
研究機関早稲田大学

研究代表者

栗崎 周平  早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (70708099)

研究分担者 広瀬 健太郎  新潟県立大学, 国際地域学部, 准教授 (90764738)
芝井 清久  統計数理研究所, データ科学研究系, 特任助教 (90768467)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード核抑止 / 核廃絶 / ゲーム理論
研究成果の概要

本研究課題の重要な問いであった「核軍縮と両立しうる核抑止戦略の解明」に対しては、一定の回答を寄せることが出来た。基本的なアイディアは"Leadership Targeting in Nuclear Deterrence Theory: Its Ethics and Strategy"にて展開するが、そこでは昨今の科学技術の進展(精緻誘導、遠隔センシング、低火力、コンピュータコネクティびてぃ)などに依拠することで、現在も踏襲されている冷戦期型の非人道的な民間標的に対する大量破壊や放射能を含む無差別攻撃を伴わない、対価値戦略を達成することで、信憑性の限界問題を克服することを示した。

自由記述の分野

国際政治学

研究成果の学術的意義や社会的意義

核兵器の脅威への対処策としての核抑止を確立するためには必ずしも核兵器による反撃が必要でないことを示した。さらに核兵器の使用が前提とする民間都市を標的とする非人道性を排除し、精緻誘導や遠隔絵センシングなどの新興技術を用いることで、通常兵器によって核抑止を達成し、さらには従来型の核抑止体制に内在していた信憑性問題も同時に克服することが可能であることを示した。これにより、核軍縮という平和主義と、核抑止という現実主義が、排他的な二項対立ではなく、両立が可能であることを数理モデルで示すことが出来た。

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公開日: 2025-01-30  

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