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2022 年度 研究成果報告書

子ども食堂が切り開く新たなソシアビリテの可能性

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20419
補助金の研究課題番号 19H05488 (2019)
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分基金 (2020)
補助金 (2019)
審査区分 中区分8:社会学およびその関連分野
研究機関中京大学

研究代表者

成 元哲  中京大学, 現代社会学部, 教授 (20319221)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2023-03-31
キーワードソシアビリテ / ソーシャルネットワーク / ケアの倫理 / 相互依存 / 関係性 / 子ども食堂
研究成果の概要

子ども食堂は2012年に誕生してから10年ほどで全国に7000か所以上まで広がった。子ども食堂が普及したのはなぜか。また子ども食堂の強みはどこにあるのか。名古屋市内の子ども食堂への参与観察と全国1万人対象の「子ども食堂意識調査」から次の2点を明らかにした。子ども食堂は月に1回程度の開催が約半数を占めるが、その子ども食堂が貧困対策として機能したからではなく、普段つながることのなかった人や組織や機関が子ども食堂によってつながったという予想外の収穫によるものである。そして、子ども食堂の強みは間口の広さやゆるさにあり、それが既存の企業や行政のセーフティネットからこぼれる社会層を救い上げたことにある。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会全体のケアレス化(ケアを顧みない社会)が進む中で、地縁、血縁、社縁のいずれにも還元できない新しい人間関係や社会的つながりの形成における子ども食堂の重要性を示したことは学術的にも社会的にも大きな意義がある。

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公開日: 2024-01-30  

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