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2022 年度 研究成果報告書

Wave-Argo-Typhoonの開発と国際的な展開

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20437
補助金の研究課題番号 19H05512 (2019)
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分基金 (2020)
補助金 (2019)
審査区分 中区分24:航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

早稲田 卓爾  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (30376488)

研究分担者 小平 翼  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (60795459)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2023-03-31
キーワード自律昇降型海洋観測 / 波浪・海洋結合観測 / IoT観測機器 / 防災 / Argo / eXpendable Wave Gauge
研究成果の概要

台風経路と強度の予測精度向上のため、台風等の強風下における波浪と海水温の同時計測を行う機器開発に取り組んだ。当初は自律昇降型海洋観測フロートArgoに波浪計測機能を追加し、海面下の一定範囲にフロートを停留させ、海面下からの波浪計測と同時に海洋構造を計測することを構想した。しかしながら、既存のシステムは完成度が高いほど付随する計測を追加することは難しく、一方で、急速にマイコンとセンサーの低価格化と性能向上が進展した。そこで研究方針を変更し、海洋観測フロートと表層浮体を組み合わせ、浮体に波浪計測機器を設置する方式に取り組んだ。複数の観測機会を活用して主に波浪計測機器の改善を重ね、一定の成果を得た。

自由記述の分野

Ocean Information

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、温暖化に伴うと考えられる極端現象が頻発しており、防災の観点から、台風の進路に加え、より不確実性の高い強度の推定と予報が求められている。台風の発達(強度の推定) には海表面温度と海洋上層の貯熱量、そして、大気海洋間の運動量・熱の輸送が重要である。海表面温度は衛星観測による高頻度観測が可能な一方で、海洋上層の貯熱量については、水温の鉛直分布を計測する必要がある。また、大気海洋間の運動量・熱フラックスには風速に加えて海面の幾何形状すなわち波浪場が重要と考えられる。そこで、本研究では台風等の強風下における波浪と海水温の同時計測を行う機器の開発に取り組んだ。

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公開日: 2024-01-30  

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