研究課題/領域番号 |
20K20481
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補助金の研究課題番号 |
19H05576 (2019)
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 (2020) 補助金 (2019) |
審査区分 |
中区分60:情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
藤代 一成 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (00181347)
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研究分担者 |
茅 暁陽 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (20283195)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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キーワード | 立体視 / 知的環境メディア / リダイレクション / アナモルフォーシス / 運動視差 / 視線計測 / VR酔い |
研究成果の概要 |
L字状に直交配置した2台のラスタ表示モニタを用いる個人用簡易裸眼立体視システムの没入感を,サイクロープスの眼の位置同定によるアナモルフォーシスの先鋭化と投影像の部分的欠落を防ぐフレームブレイク効果によって増強した.提案システムは,運動視差を誘発するだけで両眼視差刺激を強調しないため,眼精疲労を引き起こさない.一方,VR酔いを解決するリダイレクション方策については,表示遅延の最小化と視線誘導適応型分解能制御を同時に解決する中心窩レンダリングにアフィン変換アライメントに基づく高速レイトレーサを,興味ある対象の心理的サイズ整合に心理的拡大率関数の漸近的最適化機構を各々考案した.
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自由記述の分野 |
ビジュアルコンピューティング
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
裸眼立体視は,ビジュアルコンピューティングにおける最も古くかつ最も新しい問題である.本研究で提案した方式は,市販の表示モニタとウェブカメラを組み合わせるだけで,個人用の裸眼立体視環境を実現できる.本方式は,2画面や折畳み画面を有するモバイル機器に移植する場合にも没入度を損なわない強化策が講じられたため,今後の社会実装にも適している.この特長を成立させているのは,人間の視覚系の心理学的性質の考慮であり,情報学が心理学の知見と結びつくことで,従来にない視覚効果をあげることができる好例となっている.
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