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2023 年度 研究成果報告書

天然タンパク質資源の有効活用を目指した機能性マイクロ粒子捕集素材の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20638
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分基金
審査区分 中区分64:環境保全対策およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

野瀬 健  九州大学, 基幹教育院, 教授 (10301334)

研究分担者 前田 衣織  九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (50311858)
友原 啓介  京都薬科大学, 薬学部, 講師 (40711677)
巣山 慶太郎  九州大学, 基幹教育院, 助教 (60707222)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2024-03-31
キーワード天然タンパク質 / ペプチド / 循環型社会 / 環境調和型素材 / 未利用資源活用
研究成果の概要

本研究では、マイクロプラスチックの環境汚染が問題となる中、それらを捕捉する新素材を開発することを目指した。調製される素材は、現在利用されていない天然由来タンパク質の活用を目指し、タンパク質を感温性ペプチドを用いて架橋することで網目構造を形成し粒子サイズや物質の性質に対応した網目構造を構築することで、粒子の捕集・脱着能を持った人工網モデル素材を調製した。また、架橋のためのさまざまな感温性ペプチドアナログを調製し、高機能なペプチドを見出した。これらの結果より、マイクロプラスチック粒子や有害化学物質を除去可能な素材の開発への道筋が開かれた。

自由記述の分野

ペプチド科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的な意義としては、機能性ペプチド分子、ここでは温度応答性ペプチドをタグとして天然タンパク質に結合させることにより、そのペプチドの機能をタンパク質に付与し、機能の発揮が可能となる事例を示したことである、また、社会的な意義としては、未利用未活用のタンパク質など、さまざまなタンパク質に機能性ペプチドタグを結合させることで、簡便にその機能を持った新素材、しかも環境にやさしいタンパク質製のアミノ酸のみからなるバイオ素材の調製が可能となるなど、循環型環境調和型社会の形成に寄与する新しい機能性素材の作成例を本研究において示すことができたということである。

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公開日: 2025-01-30  

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