研究課題/領域番号 |
20K20650
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
浜田 幸絵 島根大学, 学術研究院人文社会科学系, 准教授 (50636769)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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キーワード | オンライン / 自転車 / スポーツ / レジャー / 新情報通信技術 / バーチャルとリアル / 新型コロナウイルス / メディア・イベント |
研究実績の概要 |
今年度は、日本およびイギリスに在住しているバーチャル・サイクリングの実践者、計7名を対象として、オンラインもしくは対面によるインタビュー調査を実施した。またインタビューの実施前後においてフィールドワークを実施、これらインタビュー調査への協力者が参加するコミュニティの情報、オンライン資料などについて収集・分析した。 また2020年度より継続してきた「バーチャル・サイクリング」や「新情報通信技術とスポーツ・レジャーの融合」の動向に関する論文・雑誌記事・オンライン資料などを補完的に収集して整理も行った。実践者に対するインタビュー調査等によって得られた内容については、既存の理論研究の見直しを行いながら分析・考察していった。また、自転車という「乗り物」そのものについては、これまで自身の研究で看過しがちであったが、文献調査および国内外の博物館見学を通して理解を深めた。 バーチャル・サイクリングに関する現象は、ダニエル・ダヤーンとエリユ・カッツが1980年代に提唱した「メディア・イベント」の新しい形態として位置づけることが可能である。2023年5月のInternational Communication Associationの年次大会ではPre-ConferenceとしてThe Legacies of Elihu Katzというプログラムがあり、そこで、“Media Events in the Internet Age: From ‘Watching on Couch’ to ‘Doing Sports Together’”の報告を行う。年度の後半においては、この報告に向けた準備も行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスの蔓延により、勤務地を離れての調査を一切行うことが出来ない時期が長く続いていたほか、研究対象をめぐる状況が目まぐるしく変化したため。2022年度にかなり挽回はできたが、全体としてはやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、これまで行ってきた研究成果を取りまとめて発表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初予定が遅れたほか、研究計画の変更検討に時間を要してしまったため。2023年度において研究成果の報告を行う。
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