研究成果の概要 |
本研究は、①連母音[iu]の[ju:]への変化、②非語頭のワの[w]の脱落という、現在進行中の変化について、既存の録音・録画資料を聞くことで、過去数十年の変化を明らかにする。 (1)放送ライブラリーで公開されているテレビ番組の調査、(2)国立国語研究所に保存されている調査録音資料の調査を行った。 上記①については、放送ライブラリーで「言う」の諸活用形の「言」の発音を調査するとともに、国語研で「もう一度言って」等の発話回答を調査した。②の変化も放送ライブラリーで調査した。放送ライブラリーで①のデータを1,575件、②のデータを1,318件収集した。また、国語研で①のデータを2,671件収集した。
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