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2022 年度 研究成果報告書

インドネシアにおける森林・原野火災危険度予報システムの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 20K20738
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分4:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
研究機関奈良大学

研究代表者

木村 圭司  奈良大学, 文学部, 教授 (30294276)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2023-03-31
キーワード地下水位予測 / インドネシア / 熱帯泥炭地 / 気象シミュレーション / 森林火災 / 合成開口レーダ / 土壌水分量 / 現地観測データ
研究成果の概要

気象シミュレーションWRFでは、インドネシア全土の複数年間の対象とし、算出された土壌水分量から地下水位予測を行った。シミュレーション結果を検証するための現地観測データは、インドネシア政府の研究機関から入手し、クオリティチェック後に使用した。その結果、0.9を越えるという非常に高い決定係数が得られた。
次に、合成開口レーダ(SAR)解析により、泥炭地の土壌水分量を推定し、地下水位を推定する方法も試みた。その結果、インドネシアの泥炭地における土壌水分量/地下水位の面的な推定も試みたが、多地点を対象とした広範囲の解析を行うと、相関は低くなってしまう。この手法に関しては、高精度化の検討が必要である。

自由記述の分野

地理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

インドネシアの泥炭地における地下水位の推定が可能になったことから、このパラメータと相関が高い、泥炭地火災の予測に応用することができる。現地における火の始末や、火災危険警報の発出、消防隊の編制や準備などが可能となる。また、熱帯泥炭地には非常に多くの炭素が蓄積されており、泥炭地火災を抑制した結果、放出される二酸化炭素量(温室効果ガスの代表例とされる)が減少することにより、地球温暖化の促進が少しでも弱まることと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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