研究課題
本年度は、成果とりまとめに向け、研究代表者・分担者各自の文献研究を踏まえて準備を進めた。その上で、2024年3月3日に神戸大学で全体研究会を開催し、各自の論文執筆構想について意見交換を行った。その結果、「法的判断において「議論」が果たす役割の諸相ー法学と議論学との協働」(仮題)という統一テーマの下に、研究分担者全員及び研究協力者・荒川英央氏(弘前大学教育学部附属次世代ウェルビーイング研究センター助教、民法・教育社会学)が論文を執筆することとなった(その後、本研究会の成果を「法律時報」誌の連載企画として公表して頂けることになった)。また同研究会では、研究代表者角松が、「感想:渡邊雅子『論理的思考の社会的構築』」と題する報告を行った。<研究期間全体を通じて実施した研究の成果>研究期間全体を通じた研究成果を、上記の法律時報連載企画において公表する予定である。各論文の仮題は以下の通り。「議論レトリックと法的フィクション」(青沼智)、「制定法解釈方法論における論証スキーマ」(角松生史)、「議論の理論からみた〈要件事実論〉」(曽野裕夫)、「議論における証明責任の民事訴訟法的分析」(八田卓也)、「租税法律主義はいかなる態様で解釈を枠づけているか~「議論」の構造からのアプローチ」(藤谷武史)、「法科大学院における「答案練習」についての一考察」(得津晶)、「民法学習の方法としての討論会」(荒川英央&師岡淳也)
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (10件) (うちオープンアクセス 4件、 査読あり 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 6件、 招待講演 3件)
三木浩一=中井康之=田頭章一=高田賢治=倉部真由美編)中島弘雅先生古稀祝賀論文集『民事手続法と民商法の現代的潮流』
巻: - ページ: 209-226
ディベートと議論教育
巻: 5 ページ: 23-35
10.60264/debate.5.0_23
高田裕成=畑瑞穂=垣内秀介編『民事訴訟法判例百選(第6版)』
巻: - ページ: 86-87
James Babb & Takashi Iida (eds.), Dealing with Crisis: The Japanese Experience and Beyond (Edward Elgar)
巻: ー ページ: 130-153
法律時報
巻: 95(7) ページ: 41-47
巻: 95(6) ページ: 24-32
フィナンシャル・レビュー(財務総合政策研究所)
巻: 152 ページ: 4-29
10.57520/prifr.152.0_4
松本恒雄=潮見佳男=松井和彦編『民法判例プラクティスⅡ(第2版)』(信山社)
巻: ー ページ: 6-6
巻: ー ページ: 10-10
障害法
巻: 7 ページ: 137ー154