地域包括ケアシステムの下で在宅生活を継続してきた概ね1万人の介護関連データをクリーニングし1340名の状態像及び利用サービス内容、家族介護の関与状況等のデータ、介護に係る費用データを分析した。これらの結果から、介護費用と利用者の基本属性、要介護度(初回)、要介護度の推移、疾患等の状態像等との関連性から生涯介護コストの予測モデルを初めて開発した。 次に、多くの要介護高齢者は介護だけでなく医療サービスも受けていることから、任意の自治体の7年間の介護給付実績を有する住民1,389名分の介護だけでなく医療等に関するデータを分析し本邦初の医療費及び健康データを含めた生涯費用の推計モデルを開発した。
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