研究課題/領域番号 |
20K20797
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
ゲーマン・ジェフリー ジョセフ 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (80646406)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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キーワード | 先住民族 / 伝統知 / アイヌ民族 / 文化伝承 / 教育 |
研究実績の概要 |
本年度はコロナウイルス感染症のため、研究会活動は中止しました。また、海外渡航ができなかったため、予定していた学会発表も中止となった。一方で、オンライン研究会に参加し、研究課題である「先住民族の伝統知」に関する情報収集を積極的に行い、文献調査は徐々に進んでいる。 2月18日にロシアの北東連邦大学の研究者と合同でオンラインの国際研究会を開催し、研究発表をしあうとともに、先住民族の伝統知の接合に関する理解を深めた。 なお、本科研の成果ではないが、この科研の前身であった科研基盤B(2014年~2017年)で行われた研究会の成果を踏まえ、Routledge出版社から出版された学術研究所二冊のそれぞれ一本ずつの論文を発表した。既に、その反響により、当該研究のテーマに関する問い合わせが海外研究者から届いており、共同研究が広がる見込みである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本年度はコロナウイルス感染症のため、研究会活動は中止しました。また、海外渡航ができなかったため、予定していた学会発表も中止となった。
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今後の研究の推進方策 |
アイヌ民族の四人の研究協力者とオンラインで研究会を進められるよう、やっと準備が完了したため、定期的な研究会を開始する予定である。本年度は研究代表が海外研究の滞在期間になるが、それで、研究会を海外から継続する予定にしている。以下の学会で発表及び情報収集を行う予定:1)17th International Pragmatics Conference(スウィス、オンライン、6月27日~7月2日)、2)The 12th International Convention of Asian Scholars(京都・オンライン、8月24日~27日)、3)General Meeting of Association of Japanese and Russian Universities (モスカウ、オンライン、9月14日~15日)。ぞれぞれの発表は先住民族の言語を含め、先住民族の伝統知に関する研究を行う研究者からのお誘いを受けた、パネル発表で行われるため、連携研究を強化する貴重な機会となることが期待される。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度はコロナウイルス感染症のために、研究会は開催できなかったため、旅費、人件費の支出はゼロに近い。次年度はコロナ禍であっても、オンライン研究会を開始するため、人件費は支出する予定である。
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