Grit行動指標を決めるために勤勉性ラットモデル(DRM)の作成を試みた。まずカイニン酸(KA)少量3回投与ラットの行動を調べた。オープンフィールド課題では総移動距離が延長した。また不安感情も減少し勤勉性モデルと考えられた。さらに2回投与ラットを用いて新奇物体認識課題を行った。投与前、より長く新奇物体を探索した。投与後、対照群では親近物体探索したが、KA群では新奇物体探索傾向が維持された。この事は対照群では親近物体による単純呈示効果が表れたが、KA群ではその効果は表れなかったと考えられる。さらにKA群海馬ドパミン濃度は、対照群より高かった。KA少量投与によりDRMが作成出来たと示唆される。
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