完全固体型2次電池を実現するために、ゼオライトの骨格構造に着目し、これを電池の基盤材料とする、正極、負極、電解質の開発を実施した。正極材料には多孔質の立体構造を持つSOD(ソーダライト)フレームワーク型のゼオライトを用いた。負極材料には、ゼオライトの立体構造・多孔性を有する炭素材料の合成を目指し有機溶媒中でゼオライトを鋳型として液中プラズマを用いて行った.電解質材料にはGISフレームワークを利用した。一連の研究から、骨格構造の質量比率から計算できる電気容量はFe系で406 Ah /kg、Mn系で1000 Ah/kgを超えることが明らかになった。
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