熱流体シミュレーションを用いて高温での成長原料の反応を予想し、ジェットエンジンの機構を模倣した超高温結晶成長装置の開発を行い、深紫外LEDの下地層であるAlN高品質化について検討を行った。具体的には、熱流体シミュレーションにより気相反応という成長原料を輸送中に発生する反応が本手法で抑制できることがわかり、この条件での実際の結晶成長においても気相反応が抑制されていることが分かった。本手法により従来の結晶成長装置では実現することが難しい1500℃以上の成長温度でAlNの結晶成長を実現した。AlNの結晶成長における高温成長の優位性を確認した。
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