オンライン利用を通じた「サイバー空間」と「実空間」の両空間を、COVID-19感染拡大後の新しい時代に向け、如何に調和・活性化させていくかを多様な視点から検討を加えた。最終的に、インビジブルなサイバー空間と実空間を高質に融合するうえで、ワークプレイスマネジメント(WM)という概念を新たに提示した。分析においては世代差に基づく価値観の違いにも配慮し、各個人の意識(エモーション)の違いが及ぼす影響も配慮している。活動を巡る格差は両空間においてむしろ拡大しており、多様化する個人に応じた政策対応が必要であることをはじめて個別具体に示すことができた。
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