研究課題
挑戦的研究(萌芽)
過去の橋梁建設年を推定する方法として人工衛星データの記録を遡り過去の衛星写真等から橋梁年を推定することを提案した。橋長の長い橋では可視画像によって過去の衛星データから建設が確認できた一方,橋梁の短い橋では確認が困難であり,これに対して衛星の波長データから得られる正規化水指数Normalized Difference Water Index (NDWI)を用いて建設年を推定する方法を提案し,その精度を確認した。
構造工学
橋梁の建設年度は橋梁群をマネージメントする際に劣化予測等に活用が可能であり重要である。しかし,特に橋長の短い橋梁では記録が残っていない場合が多く,これを推定することは効率的な維持管理に貢献できる。人工衛星データを用いて過去のデータから橋梁建設年を推定することを本研究では提案し,画像解像度が荒く橋梁が画像で確認できない場合でも衛星の波長データから得られる正規化水指数を用いてある程度の推定が可能であることを示した。