本研究では、まずMetropolitan Form Analysisにおける指標に情報量損失最小化法を応用する事で、相対的人口集中地域(RDID)の抽出法を提案した。次に、過去との比較が可能な30都市(城下町)を対象に、街路ネットワーク構造を定量化する12指標を設定し、都市構造の歴史的変遷から見た都市の類型化を行った。さらに、3D都市モデル(PLATEAU)に着目し、ネットワーク中心性による都市構造評価手法であるUrban Network Analysisの各指標への適用を試みるとともに、総合設計制度を適用した建築物から受ける圧迫感・不快感をVRによる被験者実験を通じて定量的に明らかにした。
|