次年度使用額が生じた理由 |
令和2年度に使用予定であった国内旅費は、研究打ち合わせと学会発表、実測の交通費の30,000円であり、人件費は180,000円であった。しかし、出張予定先の東京は本校での出張自粛地域であるため、全く使用しなかった。また、本校は9月下旬から12月中旬のみ対面授業を行い、他は遠隔授業であったため、学生を実測補助員としての交通費および謝金は使用しなかった。 GNSSモジュールファームウェアの委託費600,000は、新型コロナによって作業が遅れているために、現在は支払いに至っていない。また、近年の半導体不足のため、計測用ポータブルコンピュータなどの設備備品が年度内に納品されず、購入することができなかった。 その一方で、備品であるGNSS中継器、および消耗品であるRFアンプ、ファイルタ、およびGNSS受信機は、今後の発展を考慮して、L1帯のGNSS電波だけではなく、L2帯のGNSS電波にも対応できるような機種に変更した。両者の結果として、当初2,300,000円の使用予定であったが、623,810円の使用にとどまった。 令和3年度は、2年度に購入できなかった計測用コンピュータなどの設備備品の購入、ファームウェア委託費など、金額の大きな支出が予定れている。また、新型コロナのワクチン接種が進んでいるため、崩落地現地での測定や研究打ち合わせ出張が可能になるので、旅費および謝金も使用予定である。
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