中性ガスを利用した新しい光学素子の高ピーク強度かつ高平均出力レーザーへの応用を行うために、要素技術の開発・研究を行った。具体的には、真空内での動作について、真空中に噴出させたガス密度の高密度化を行うために、3Dプリンターで種々の構造を持ったガスセルを製作し、真空内でもオゾン回折格子が生成できることを実証した。大面積化をともなう球面波-平面波変換では、空間位相整合の問題であることが解明されプレ光学系を入れることで対処できることが分かった。高フィネス共振器での超低損失ミラーのオゾン雰囲気下での膜劣化については、ガス導入によるフィネス低下は10^5程度のレベルでは無視できる程度であることを確認した
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