偏光-時間写像法を用いた投影型イメージング質量分析装置の開発を行った。高速蛍光体の採用、イメージダイオードによる空間分解能を維持した蛍光強度の増強および偏光イメージセンサーのキャリブレーションにより、偏光方位の決定精度を改善した。イオントラジェクトリーシミュレーション結果により、引き出し電極とアインツェルレンズを併用する光学系を採用することで、中程度の質量分解能を担保したまま、高空間分解能で投影できることを確認した。また、信号雑音比の高い質量分析計測法およびイベント駆動型イメージセンサーを用いたイオン運動量画像計測法の開発を行った。
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