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2021 年度 研究成果報告書

組織内の核内ゲノム構造を単一細胞レベルで高解像度に解析する技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21398
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

大川 恭行  九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80448430)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
キーワードエピゲノム / クロマチン / マルチオミクス / 空間オミクス
研究成果の概要

生体は幹細胞あるいは前駆細胞が増殖分化することで、様々な機能を担う細胞、組織が分化増殖することにより形成される。この際に行われるのが選択的な遺伝子発現である。選択的遺伝子発現は、ゲノム領域に広範に分布する遺伝子の制御領域(エンハンサー、プロモーター)を介して特定の遺伝子座を活性化型クロマチン構造に変換し、遺伝子の転写活性を促進するゲノム構造を獲得させるダイナミックなイベントである。我々は、これまでのオミクス技術開発の過程で技術的なバイアスを解決しつつ、同時に技術的に極めて困難とされる単一細胞レベルのゲノム高次構造の解析技術の開発を行う技術の開発を行った。

自由記述の分野

トランスクリプトミクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

各細胞に固有のバーコードを付加する基本技術の構築を行い理論的におおよそ2000万細胞の固有ラベルを達成する技術を開発した。また、トランスクリプトーム解析をモデルとして単一細胞レベルでそれぞれの細胞内で非破壊的に固有のラベルを付加する技術を確立した。現在これらラベルの読み取り技術および同時解析技術の開発を進めている。これら技術は空間オミクスと呼ばれる組織の中の細胞の情報を取得する技術に活用できるとともに、ゲノム高次構造の解析にも有効であり、今後生物学上において重要な知見が得られることが期待できる。

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公開日: 2023-01-30  

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