| 研究課題/領域番号 |
20K21441
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| 研究機関 | 筑波大学 |
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研究代表者 |
戸田 浩史 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 助教 (80862010)
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| 研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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| キーワード | 睡眠 / ショウジョウバエ / スクリーニング / 遺伝子 |
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| 研究実績の概要 |
睡眠はすべての動物に保存されているにもかかわらず、その機能はもちろんのことメカニズムもよく理解されていない。本研究では、遺伝学的スクリーニングに優れているモデル生物であるショウジョウバエを用いて、睡眠の分子メカニズムに迫ることを目的とする。特に、申請者が最近おこなった、ゲノム規模での機能獲得型行動スクリーニングから発見した睡眠維持に重要な一連の新規遺伝子の機能解析を行うことで、睡眠調節メカニズムを明らかにすることを目指す。その結果、遺伝子を過剰発現させることで睡眠が短くなる新規の遺伝子を複数系統発見するに至った。
それぞれの遺伝子を過剰発現させると睡眠が減少することから、遺伝子の働きが睡眠を抑える役割を担うか、覚醒系を上昇させている可能性が考えられる。これを調べるため、まず、CRISPR/Cas9の手法を用いて、それぞれの遺伝子欠損系統を樹立する試みを行った。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究室のセットアップから分子生物学的操作、行動実験のために必要な機材をそろえた。それぞれの遺伝子に対するCRISPR/Cas9ノックアウトのためのプラスミドDNAの作製をすることができた。しかし、パンデミックの影響で様々な機材や試薬、発注や外注が遅れている。
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| 今後の研究の推進方策 |
今後はそれぞれの遺伝子に対して用意をしたCRISPR/cas9のためのプラスミドをインジェクションをしたものからうまくノックアウトを作製した系統を樹立する。系統を樹立した後、睡眠行動アッセイを行う。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
コロナ騒動により機器の発注、試薬の注文、外注などが著しく遅れたため、次年度の持ち越しとなった。
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