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2021 年度 研究成果報告書

触媒構造の動的制御による革新的ワンポット多段階連続クロスカップリング反応の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21469
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分47:薬学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

徳山 英利  東北大学, 薬学研究科, 教授 (00282608)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
キーワード連続反応 / クロスカップリング / 遷移金属触媒 / 亜鉛試薬 / ケトン
研究成果の概要

以前著者らが見出したPd触媒存在下進行するチオールエステルと有機亜鉛試薬試薬とのカップリング反応によるケトンの合成反応を基に、配位子による触媒の動的制御を利用したジチオカーボネートと有機亜鉛試薬試薬との連続的カップリング反応を検討し、これまで困難であったアリールおよびヘテロアリール亜鉛試薬を利用した非対称ケトン合成法の開発に成功した。また、本連続反応を利用したアルカロイド(+)-cylindricine Cの短段階合成に成功し有用性を実証した。さらに、本連続カップリング反応を応用した非対称1,3-ジケトン誘導体合成法の開発に成功した。

自由記述の分野

有機合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本反応は、類似の報告がなく学術的に独創性が高い。また、配位子による触媒の動的制御は他の反応へも応用可能であり、新規連続反応の開発につながることが期待される。さらに、本反応により、中分子領域の高次構造天然物と幅広い誘導体の収束的かつ網羅的な合成供給につながり、医薬資源のマイニング、高次構造天然物、誘導体の迅速合成を基にしたライブラリー構築と構造活性相関研究、また、高次構造天然物をモチーフとする分子プローブの開発を利用した作用機序の解明など、創薬研究に与える波及効果は極めて大きい。

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公開日: 2023-01-30  

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